昔から、アニメの題材としても人気を集めているアライグマをご存知でしょうか。
動物園では、水辺で食べ物を洗っている可愛らしい姿で有名ですが、その姿とは裏腹に実際はとても気性が荒い動物だといわれています。
運動神経もよく、牙も鋭いほか、攻撃性が高い動物のため、迂闊に近寄ることもできない特定外来生物です。
発見した場合は駆除業者に頼み、その場で駆除をしてもらわないといけない害獣でもあります。
そんなアライグマを、もしペットで飼ったらどれほど長生きするのか、まとめていきたいと思います。
アライグマの寿命
野生としてのアライグマの寿命は、およそ3~5年とされています。
餌や、住んでいる環境によっても違うのですが、だいたいがこの年数です。
しかし、現在確認されている最長の寿命は13~16年といわれています。
亡くなった原因がはっきりとわかっているうち、78%が駆除されたり狩猟されたりすること、10%が交通事故によって亡くなっているという研究結果が挙げられています。
野生のため、幼獣の時期に亡くなってしまう例も多々あり、長く生き残るアライグマは稀だといわれています。
ペットのアライグマの寿命
本来ならば、アライグマという動物は特定外来生物として指定されており、ペットとして飼うことは禁止されています。
ここでは、もしもペットとして飼うなら、という例え話としてまとめていきます。
アライグマをペットにしたいと思ったら、特定外来生物を扱う役所などでしっかりと許可を貰わなければなりません。
さて、ペットとして飼ったアライグマは、野生とどれほどの差で長生きするのでしょうか。
飼育されているアライグマの寿命は10~20年ほどとされています。
野生とは違い、餌や環境が整っていることから長く生きるようです。
現在の研究で確認されている飼育されているアライグマの最長年齢は22.5年とされています。
人間がケアすることで、野生に比べるとより良い環境下で過ごせるからか、長生きしやすいようです。
しかし、気性が荒く攻撃的なアライグマを飼育するのはとても危険なので、許可をしっかり貰ってから飼育するようにしてください。
まとめ
アライグマの寿命は、野生に比べると飼育下に置く方が長生きすることがわかります。
しかし、いくら可愛いからといってもアライグマは害獣に指定されている危険な動物です。
保護はおろか、譲り受けることも法律で禁止されています。
絶対に、自分の判断で飼うことをせず、必ず役所の外来生物担当の方に相談するようにしましょう。