昔からアニメの題材として使われるなど、とても人気を集めている動物、アライグマはご存知でしょうか。

最近では、動物園でも水辺で食べ物を洗う可愛らしい姿が人気を呼び、グッズも大量に生産されています。

しかし、そんな可愛いと人気のアライグマですが、実は特定外来生物として登録され、害獣として指定されているのをご存知の方はあまりいないかもしれません。

なぜ、アライグマは害獣として指定されているのか、その理由は何かをまとめていきたいと思います。

アライグマ 害獣 理由

アライグマが起こす被害

アライグマは本来、日本にはいない外来種であり、外国からペットとして入ってきた動物です。

可愛らしい姿とは裏腹に気性が荒く、飼うことも難しい動物のため、多くの飼い主が飼いきれずに逃がしたり、捨ててしまったことから野生化してしまいました。

全国各地で被害が報告されています。

畑を荒らし、農作物を食べ荒らしたりなどの被害、畜産飼料を食べることや、畜舎などに糞尿を排泄し衛生面への問題、病原菌や寄生虫を多数保有していることから人間やペットへの感染する可能性が考えられています。

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害獣と呼ばれる理由とは

一番の理由は、人間や生態系に対しての被害の状況から考えられます。

農作物や畜産物に被害を及ばすだけではなく、人間への感染症への懸念もあります。

アライグマが持っているものとして、狂犬病が一番危険視されています。

狂犬病は、その病気に感染している動物に噛まれたりすると感染する病気で、致死率が100%である恐ろしい病気です。

人間に感染するだけではなく、ペットとして飼っているイヌや、ネコにもそれは感染する可能性も大いにあります。

他にも、アライグマ回虫という寄生虫の媒介になっている可能性があり、糞や土壌に幼虫や卵が混入したまま放置され、それを触ってしまった後に手を洗わずに目を擦ったり、食べ物を食べることで体内に侵入します。

体内に侵入すると、神経系を巡って脳神経に達し、そこから視神経などに入り込み機能を衰えさせていきます。

恐ろしいことに、その寄生虫に蝕まれると、亡くなってしまうケースもあるようです。

そのため、何かを触ったらちゃんと石鹸で手を洗い、消毒まで済ませなければなりません。

まとめ

どんなに可愛らしいアライグマだとしても、実質はとても凶暴でもあり、さらには恐ろしい病原菌をも持っている可能性のある動物です。

そのため、もしも発見したらすぐに市区町村の役所に相談し、駆除してもらうことが重要になります。

ちらから近寄らなければ襲ってこない動物でもあるので、できるだけ近寄らないことをおすすめします。

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