昔からアニメで使われ人気を集めているアライグマはご存知でしょうか。
動物園では水辺で食べ物を洗っている可愛らしい姿を見かけることが多く、そんな姿を見たいと来場者数を年々増やしている動物でもあります。
そんなアライグマですが、実際には害獣として登録されていることを知っている方は少ないのではないでしょうか。
可愛い姿からは考えられないほどに気性が荒く、そして狂犬病やアライグマ回虫などの寄生虫を持っているかもしれないアライグマと出会ってしまった場合、いったいどうしたら追い返すことができるのでしょうか。
そんなアライグマを追い返せるかもしれないものである、アライグマが嫌う臭いについてまとめてみたいと思います。
アライグマが起こす被害とは
可愛らしい姿とは裏腹に、気質が荒く牙も鋭い動物です。
しかし、なにより一番恐ろしいことは、人畜に共通する感染症を引き起こす可能性があることです。
致死率100%といわれる狂犬病を持っていることも確認されていますし、さらにアライグマ回虫という寄生虫を体内に寄生させている可能性があります。
もしもこの寄生虫が人間の体内にはいってしまうと、神経系に支障をきたし、重度の脳障害を引き起こしてしまいます。
糞に直接触っていなくても、土壌に幼虫が混ざっている場所で遊び、手に付着したまま洗わず、食べ物を食べてしまうと感染してしまうと考えられています。
もし、近隣でアライグマを見かけた場合、もしかしたらいつも遊んでいるような公園の砂場などでアライグマ回虫の幼虫や、卵が混ざっているかもしれません。
手洗いうがいを徹底して、消毒をし、回虫を体内に入れないようにしなければなりません。
嫌いな臭いはどんな臭いなのか
では、そんなアライグマを自分の家の庭や、近くに来させないためには、どんな臭いのものを持っていたらいいのでしょうか。
効果の高い対策がいくつか存在します。
庭に置いておくのにおすすめなのは、燻煙剤と呼ばれるものや、ハッカ油、木酢液です。
この3種類はホームセンターや、薬局などでも手に入るため、気軽に手に取りやすいです。
他にも、オオカミが天敵のため、その尿も嫌がります。
番犬として犬を飼うと、庭に入ることもなくなる他、生ごみを荒らすということもなくなるので、おすすめです。
このようなアンモニア系の他、シナモンなどのハーブ系や、胡椒やトウガラシといったスパイス系の臭いが嫌いです。
タバスコも効果があるそうです。
アライグマが侵入してきている場所に、トウガラシを煮詰めて、擦った玉ねぎを加えて作った液体をスプレーに入れ、それを木に吹きかけておいたり、シナモンの樹皮を侵入経路に置いたりするだけでアライグマが入ってこなくなります。
もし、アライグマの被害で困っているのならば、簡単なこれだけで相当の効果があります。
まとめ
アライグマの被害に悩まされている方は多いかと思います。
この対策方法は、簡単に手に入る材料で作れてしまう簡単なものですが、効果は抜群です。
しかし、害獣であるアライグマにはあまり近寄らないようにすること、アライグマが排出した糞に触らないようにするには、業者さんに任せることが一番です。
できるだけ、自分だけで動くことのないようにした方がいいかもしれません。