昔からのアニメでも人気を集めているアライグマをご存知でしょうか。
動物園では水辺で食べ物を洗う姿が可愛らしいと人気で、グッズにもなっています。
しかし、そんなアライグマは日本では特定外来生物として登録されているのを知っているのはあまりいないかもしれません。
そんなアライグマの処分する方法はどんなことなのか、まとめていきたいと思います。
特定外来生物としてのアライグマ
日本では昔、アライグマをペットとして飼っていました。
しかし、可愛らしい姿で人気を集め、ペットとして可愛がられてきたアライグマですが、その気性は大きくなるほどに荒くなっていき、病気も持つようになり、人間にとっては危険な生物となります。
そのため、飼っていたアライグマを捨ててしまうことが多くなってしまいました。
そんな逃がされたアライグマが野生となり、繁殖し、生態系を壊していくようになってしまいました。
そのため、日本国内では特定外来生物として、法律でも処分の対象となると記されるようになりました。
アライグマの処分
害獣として知られるようになったアライグマですが、そんなアライグマをもし発見したときは保健所へ通達しなければなりません。
そこでどう扱うか決定されますが、処分するという決断が一番多いようです。
では、その処分方法とはいったいどんなものなのでしょうか。
一番多いものは、命を終わらせてしまう処分です。
アライグマの処分は、捕獲したその場で二酸化炭素を使い行います。
外来生物法では、生きたままの特定外来生物をそこから移動させてはいけないとされているからです。
処分の仕方は、まずアライグマを捕獲している捕獲器ごと大きな袋に入れ、二酸化炭素を注入していきます。
時間としては、数分かかるそうです。
数分したら袋を開け、アライグマを捕獲器から取り出し袋に入れれば、終了となります。
このようにアライグマは駆除されていますが、アライグマだけではなく、特定外来生物に指定された動物はみんなこの方法で処分されます。
まとめ
無責任に飼育し、飼えないからと逃がしていった結果がこうなるということがよくわかるかと思います。
人間がこうして特定外来生物を増やし、処分させてしまう問題を起こしています。
ペットとして飼ったからには、最後まで責任をもって飼い続けることが重要です。
こういった活動が少しでも少なくなるように、これから気を付けていかねばなりません。