昔からアニメの題材にもなって人気を集めているアライグマをご存知でしょうか。

動物園では水辺で食べ物を洗う姿が可愛らしいと、グッズも多く生産されている人気の動物ですが、実際にはかなり気性が荒い動物で、病原菌を多数保有しているなど、問題になっている動物でもあります。

街中でも見られるようになったアライグマの被害状況はどれほどなのか、まとめていきたいと思います。

アライグマの被害状況は

アライグマは北米大陸が原産で、ペットとして日本に入ってきました。

可愛いと人気ではあったのですが、アライグマの気性の荒さや飼育の難しさから逃がしてしまうことや、捨てられることが多く、野生化してしまいました。

今現在では、アライグマは特定外来生物に指定され、駆除の対象になっています。

アライグマの被害状況は、全国各地で報告されています。

生態系へ影響を及ぼす生態系被害、農作物や畜産物を食べてしまうという農業被害、人間の生活環境への生活環境被害などが報告されています。

畜産被害には、畜舎や飼料小屋に侵入し、飼料を食べてしまうだけではなく、糞尿を排泄し衛生面でも問題になっている状況です。

農作物の被害では、ミカンやカキなどの果物や、スイカやミニトマトなどの野菜への被害が多く報告されています。

さらに、狂犬病や寄生虫の媒介になっている可能性も考えられていますので、土壌で遊んでから手を洗わずに食べ物を口に入れてしまうことや、ペットなどの家畜にも感染する可能性もあります。

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アライグマからの被害を受けないための対策は?

農業被害が多く報告されている場所には、畑を柵で囲むことや、柵を電気柵に変えるなどの対策をおすすめされています。

音や、光を出すような装置で追い払うこともできます。

箱のような罠で捕獲したり、納屋や住んでいる家屋に浸入されないように侵入口をふさぐ、捨てる農作物を野外放置しない、生ごみをアライグマに食べられないようにネットや密封される場所に置く、ゴミ捨ての時間をしっかり守る、どんなに可愛くてもアライグマに対して餌付けをしない、番犬として大型犬を飼う、というのを対策として立てられています。

こういった対策はありますが、一番重要なのは被害が出ていなくても目撃したらすぐに野生鳥獣を担当する役所に相談することです。

まとめ

アライグマは害獣として登録されている動物です。

噛む力もとても強く、危険があります。

そのため、もしも見かけたらすぐに役所に相談するのが大事です。

無理して自分で対策を取ろうとするのではなく、必ず相談を心掛けるようにしてください。

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