動物園で食べ物を水辺で洗う姿が可愛らしいと人気を集めているアライグマはご存知でしょうか。

昔から、アニメの題材として使われるなど、今でも不動の人気となっているアライグマですが、そんな可愛らしさとは裏腹に実は気性が荒く凶暴だといわれていたり、とても危険な感染症を持っていたりします。

よく知られているものだと、アライグマ回虫という寄生虫が有名です。

さらに、野生動物では持っている動物が多い狂犬病も持っています。

狂犬病はどんな感染症なのか、まとめてみたいと思います。

アライグマ 野生 狂犬病

狂犬病とはなにか

世界でも約5万人の方が亡くなり、アフリカやアジアでの感染例が多く確認されています。

人から人への感染はないことから大流行するということはないのですが、感染した動物に噛まれると感染します。

感染した動物の噛み傷から唾液とともにウイルスが伝染していくという例が多いのですが、傷口を舐められた場合や、目や唇を舐められた際の粘膜からの感染も危険視されています。

人からの感染は基本的にないのですが、臓器移植などで移植患者への感染は例として存在しています。

ウイルスは、神経系を介して脳神経に達し発病します。

症状としては、体の痒み、熱感。

急性期には、恐水症状や不安感、恐風症、興奮性、麻痺、精神の錯乱などが見られます。

最終的には、脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、昏睡状態に陥り、呼吸障害によって亡くなってしまいます。

とても恐ろしい病気だということがわかります。

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アライグマが持つ狂犬病

アライグマは、実は害獣として登録されています。

生態系を破壊するだけではなく、危険だといわれているアライグマ回虫といわれる危険な寄生虫を体内で飼っていたり、狂犬病に感染している場合は動物の中でも最大の感染源になりえるからです。

アメリカではアライグマの狂犬病が一番多いとされています。

日本のアライグマというのは、屋内に入ってくることもあるため、人との距離がとても近い動物です。

人が近寄らないようにしていても、アライグマの方から人に生活圏内に足を踏み入れてきます。

そのため、アライグマの狂犬病が感染するととても恐ろしいことになります。

犬には狂犬病のワクチンがありますが、アライグマには野生の数が多すぎることから、ワクチンを与えることができずにいます。

そのため、アライグマの狂犬病が一番恐ろしいのです。

まとめ

アライグマが街中で出没するようになってからは、狂犬病やアライグマ回虫と呼ばれる病気が増えてきました。

そのため、自分たちでも迂闊に近寄らないようにするなど、気を付けなければなりません。

もしもアライグマを発見したら、すぐに役所に届け出て、対策を取ってもらうようにしなければいけません。

人間に影響が出ないようにするのも、今まで逃がしてきた人間が行うべきことなのだと思います。

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